不妊治療のキロク

2017年から矢内原ウィメンズクリニックで不妊治療を開始し同年に顕微授精で子供を授かりました。今は一人目育児に奮闘中!

まさかのバランスボール!?誘発分娩の出産レポ

この記事の途中までは実際に誘発中に書き、痛みがヤバくなってから放置、その後育児中にちょこちょこ書いてやっとこさ完成しました。矢内原医院での誘発分娩レポです。一部記憶が曖昧なところもあるけど、そこはご愛嬌(笑)

予定日を過ぎても生まれない赤ちゃん

予定日をすぎ、子宮口は一センチ程度しか開かず。毎日歩いたけど、効果なし。お腹はバキバキに張るんだけどね。

エコーで見た感じ赤ちゃんもだいぶ大きくなり羊水も少なくなってるということで、誘発をしましょう!という流れになったのです。

 

いよいよ誘発分娩!

ここからは時系列に何をしたのか書きます。因みに誘発分娩は、分娩予定日前日から入院して子宮口を広げる処置→誘発という流れでした。

14時 ついに入院!

いつもどおり尿検査&血圧を図る。その後、Nstのため二階の陣痛室へ。いつもは一階でNstなので、二階でのNstのラストステージ感に私もドキドキした。

もちろん、初めてNstを見る旦那はソワソワ。

 

その後、病室へ。もちろん個室。これが矢内原さんのいいところ!コミュ障というかコミュ無精だから大部屋は嫌だった。

夕方頃に子宮口を広げる処置をするとのことで、しばし待機。備え付けのパジャマの丈が短くて以外と肌寒く、ズボン持ってくればよかったなぁと、後悔。明日、旦那に持ってきてもらうようお願いした。

待ってる間に備え付けのタブレットで沐浴とか授乳のレクチャーを見るが、それでも余る時間。

というわけで、だらだらテレビ鑑賞。

 

17時半頃 子宮口を広げる処置。

部屋のナースコールで呼ばれて一階へに来るように言われる。その前に産褥ショーツに履き替え。

病院支給の産褥ショーツはマジックテープタイプでチクチクした。このチクチクが後に睡眠不足に発展することになるとは、このときの私は知る由もない。

一階についたら診察室に呼ばれ、エコーして内診してバルーンを入れる。

 

子宮口は2センチくらい開いていた。前回の診察時は1センチだったから、進歩してるのかな。歩いた成果かな。

 

さて、噂のバルーンは全然痛くない。ラミナリアが激痛だった話をお母さんに何度もされて恐怖に戦いていたから拍子抜け。確かに卵管造影の時もそこまで痛くなかったな。

 

とはいえ、歩くと痛みが多少あった。まぁちょっと重い生理痛くらい。

部屋に戻ったら、もう一度Nst。一回目より定期的な張りがあって痛くなると汗がジワッと出てきた。お産が近づいてる感ある。

そんな最中、夕飯が運ばれてきて料理の説明をしてくれたけど、寝てるからよくわからなかった。でも美味しそうな匂いはする。

Nstが終わってから夕食。

旦那はコンビニに夕飯を買いに行った。
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矢内原医院のご飯は噂通り絶品の一言!!美味しい…!コンビニおにぎり2個と唐揚げ食べてる旦那に申し訳なくなる美味しさだけど、これから頑張るしいいよね(笑)

 

食べ終わったら二人でテレビ鑑賞。いつもと変わらぬ日曜日。こんな日曜も最後なのかと思うとちょっと切ない。

 

20時 一人ぼっち

時間がきたので旦那は帰宅。

ちょっぴり寂しい気持ちに。

 

その後、トイレに行くと出血。何かが刺激されたのかなぁ。そんなにお腹は痛くない。

 

23時 寝る時間

就寝。意外と寝付ける。

が、寝返りを打つたびバルーンの口の部分と産褥ショーツのマジックテープが、気になり目が覚める。とはいえ、臨月に入ってから寝返りで目がさめるのは日常茶飯事だったので、そこまで苦にならず。

 

3時 夜中に目が覚める

ちょいちょい目覚めてたけど本格的に覚醒。

トイレに行くと変わらぬ出血量。でも生理の時とは違うニオイ。デロっと何かが出てた。これが噂のゼリー状のおりものとやら?よく分からないけど。

一度覚醒すると、マジックテープのチクチクが気になり寝付けず。産褥ショーツを自分が持ってきたのに履き替えれば良かったのにアホの極み。

そうこうしてるうちに外が明るくなり益々寝付けない。

 

4時〜6時 眠れずに過ごす早朝

ベッドでグダグダ。

そして、六時を過ぎてやっと産褥ショーツを履き替えることを思いつく。履き替えたあとは寝返りし放題!なんと快適な!本陣痛来る前に履き替えてよかった。

そんな中時々、生理痛の重い感じの痛みが腰痛と共にやってくるけど、まだ耐えられる感じ。痛いときお腹触ると固いから、これが前駆陣痛なのだろうかと考える。

 

8時 陣痛室へ移動

陣痛室へ移動。誘発のために点滴。なかなかうまく行かず何回か刺される。

そのあと、陣痛室へ運ばれてきた朝食を食べる。

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たまごサンドは盛り付けからして美しい。これから出産に備えて完食。サラダとスープも美味しかった。本当に出てくる料理全てが美味しい・・・。

その後、旦那から連絡があり必要なものがないか聞かれたので、飲み物をお願いした。ほどなくして旦那が到着。

陣痛室は、割と狭くて付添が一人いると満員って感じだった。あと、ベッドとテーブルの高さがあっていないのかテーブルがめっちゃ高かった。まぁ特に支障はないけれども。 

私はNSTをお腹に巻き誘発用の点滴を右手にしていて、なかなか動きづらかったが、この頃はまだ陣痛のじの字もなく余裕綽々。

二人でテレビを見ながらボーッとしてた。旦那は寝ていた。なんと、穏やかな時間。

 

12時 痛み現る。これが陣痛か?

生理痛の重いやつがきた感じ。でも全然大丈夫。

そんな中、お昼ご飯は豆乳担々麺。これまた花椒が効いてて美味しかった。が、微妙にお腹が痛くて半分くらいしか食べれなかった。残りは旦那が食べる。お腹が痛いとは言いつつこの頃は、まだヒルナンデスにツッコミを入れられるくらい余裕だった。

割愛しているけど1時間おきくらいに助産師さんがきて、誘発用の点滴を徐々に増やしているようだった。

14時 めっちゃ痛くて無言

めっちゃ痛くなりテレビも見ていられない。子宮口も開きつつあったが、赤ちゃんが全然降りてこず、長期戦になるかもしれないと先生に言われる。もし長期戦になるなら、今日は見送って明日産ませようか、なんて話も出たが、またゼロからこの痛みに耐えるくらいなら今日産ませてくれーー!と心の中で叫んだ。

その叫びが届いたのかどうかは知らないが、お産を担当してくれた助産師さん達に、

「先生はああ言ってるけど今日産みたいよね?」

と聞かれたので、必死にうなずき

「よし!頑張ろうね!」

と言って誘発用の点滴の落ちる速度を加速させた。

 

15時頃 超絶痛いのにバランスボールタイムに入った

引き続き痛い。重い生理の上位互換みたいな痛みだった。途中、おもらししたみたいな感覚があり、ナースコールで呼ぶと破水だった。だがしかし、未だに降りてこない赤子。どうやら顎をひかずに上を向いてるらしい。

すると、助産師さんが突然バランスボールを持ってきてこれに四つんばいの状態で乗るようにと指示が。めちゃめちゃ痛いのに無理だ!と思ったが、

「はい!今!今なら陣痛弱くなってるから!」

と言われ全然痛かったけど頑張ってバランスボールに乗った。

ほんとに痛くてバランスボールに乗りつつ

「はやくおりてきてよーーー!おねがいだからーーーー!」

と叫んで枕とベッドをバシバシ叩いてた。ちなみにこの行為により点滴を指したところが内出血してしばらく腕が黒いままだった。

そんなこんなしてるうちに、ただの痛みとは違う痛みが襲ってくる。臨月に入ってから何度となく調べた「いきみたい」という状態がわかった瞬間だ。

割と色々なところに書いてあったのは、うんちが出そうな感じ、ということだったがまさにそんな感じ。

「なんかでてきそうな感じする…!!」

と叫ぶと助産師さんが子宮口やら赤ちゃんの向きやらをチェック。どうやらいい感じにお産が進んでいるらしい。一方で私はというといきみ逃しもせず、旦那に腰を押してもらったが効果なし。でも、特にいきみのがす指示もなかったのでそのまま思うがままにいきんでいた。と、ここで分娩室へ移動。もちろん徒歩。陣痛室から分娩室は目と鼻の先くらい近い距離なんだけど、とてつもなく遠く感じる。

分娩室には、既にバランスボールがセットされており、再びバランスボールタイム。見上げると時計があり、16時前くらいだった。

 

16時 いよいよ生まれる!

陣痛室に入ってから、助産師さんから「いきんでいいよ」と言われてたのでいきみ続けていた。うんちだろうが内臓だろうか出すもんは全部出すぞ!という勢い。

暫くしてバランスボールが撤去され仰向けになり、分娩台の足を乗せるところに足をのせられ、いきむ練習が始まる。出産は全てがぶっつけ本番だ。

「いいねー!いきむの上手だよ〜!もう頭見えてるからね〜」

と褒められた。叫んで叫んで汗もびっしょり、ただあと少しという言葉を信じて前に進むしかない。

あんまり記憶にないけど、会陰切開のために麻酔を打ってサクッ切られたが、もはやそこの痛みを感じる余裕はなかった。

そして、いよいよ出産も佳境に迫る。気づけばいつも見てくれた先生だけでなく院長先生もいて、みんなに励まされながら最後のいきみに入った。助産師さんは私のお腹を上から押し私はいきんでいきんでいきみまくる。右手を旦那が握っていたが、握りつぶすくらいの勢いで掴んでいた。  

「頭出たよ!もうすぐ出るからこっち見てて!!」

なんて言われたが、そんな余裕なし!最後のひと踏ん張りで生み出したとき、股が全部引き裂かれたような痛みを感じた。と同時にあんなに痛かった陣痛が消え去る不思議。

必死に息を整えつつ生まれた息子を確認しようと上半身を起こすと先生が

「思ったより小さいなぁ〜」

と呟いていた。息子を処置したのち、体重を図ると2800グラム程度だった。エコーでは3600 グラムオーバーと言われていたので、かなりの誤差があったことになる。

エコーは足の長さや頭の大きさで図るのでうちの子は足が長いのかしらなんて、早くも親ばかを発揮していた。 

この後起きる大量出血のことなぞ露知らず、呑気なものだ。