不妊治療のキロク

2017年から矢内原ウィメンズクリニックで不妊治療を開始し同年に顕微授精で子供を授かりました。今は一人目育児に奮闘中!

不妊治療中、検索魔になってしまう人へ。検索のデメリットと妊活情報の向き合い方

妊活や不妊治療をしていると、ちょっとした体調の変化でついつい検索してしまうと思います。検索することでスッキリするのであれば、検索しても良いと思いますが、多くの場合モヤモヤが残り余計にモヤモヤすることになります。

そんな時、私はサイトの信頼性を調べてこのサイトの情報は話半分に聞こうとか、このサイトは見ないようにしようといった感じで情報の取捨選択をしてきました。そうすることで少しは心が軽くなったものの、それでも検索することでモヤモヤすることはたくさんありました。

そこで、今回は検索魔になることのデメリットや情報の向き合い方・私が実践した気持ちの切り替え方をご紹介します。

 

検索魔になることのデメリット

検索魔になることが、必ずしも悪いとは限らない。良くないのは情報に振り回されて気持ちの浮き沈みが激しくなること。

ただでさえ、妊活や不妊治療は終わりが見えない。なので気持ちは不安定になりがち。さらに不妊治療でホルモン治療が始まれば、いつもと異なるホルモンバランスに気持ちの制御はさらに追いつかなくなったりする。

自分の気持ちをコントロールすることも妊活にとって重要だと思う。だからこそ、よくあるママサイトと呼ばれるようなサイトや、NAVERまとめ、ヤフー知恵袋といったQAサイトの情報を鵜呑みにしすぎてはいけない。

最近のママサイトは医師が監修してることを謳っているが、内容を見ると「妊娠している兆候としては○○がある」と説明していながらも「症状がない人もいる」というオチになっており、読んでも読まなくても良かった気にさせられる。

またNAVER まとめは、そうしたママサイトから引用されてることも多いため、読んでも読まなくても同じになる。QAサイトは誰でも書けるという点で、信憑性がない。ブログ等であれば、過去に書いた記事などから書いてる人のバックグラウンドが分かるが、QAサイトは書いた人のバックグラウンドがよくわからない。極端な話、悪意のある人が妊活系の質問に対して回答しまくることもできるのだ。もちろん、そうでない人もたくさんいるのかもしれないが、ただでさえ不安定な時期に余計な情報を入れて自分に負荷をかける必要はないだろう。

結局、すべての症状は人それぞれだからよくわからないのだ。

そうすると結局モヤモヤが残る。せっかく自分の貴重な時間を使って色々調べてモヤモヤした気持ちだけ残るのであれば、何もしないほうが良いと思う。

特に、心も体も不安定になる時期は、ネガティブな感情が出てくるような事は避けたほうが良い。

 

こんな偉そうなことを言ってる私だが、1回目の胚盤胞移植では色々なキーワードで検索して「あ、この症状ある!!」などと思いワクワクしたが撃沈した。人って凄いもので、熱っぽいと思い続けると本当に熱っぽくなったり足の付根が痛いと感じたりするものなのだ。

 

2回目の胚盤胞移植ではそういった検索もせず、お酒も飲んだし好きなもの食べて、行きたい場所に遊びに行っていた。前回だめだったし、検索するだけ時間のムダと諦めモードだったのだ。そんな時の方があっさり授かったりするから不思議なものである。

 

妊活・不妊治療情報との向き合い方

 検索をすれば無料で情報が手に入る昨今。医療系情報についてはDeNAのWELQ問題があったせいか、「医師監修」という文言が当たり前に入るようになってきた。

これは、妊活や不妊治療の情報も同様。だが、「医師監修」と書いてあるからといって必ずしもその情報が正しいとは限らない。現在も、「妊娠超初期症状」という言葉で検索すれば、「こういう症状がある人もいるし、ない人もいる」といった、どっちつかずな情報が多いだ。

結局それではモヤモヤが残るだけ。不安な気持ちはもっと不安になる可能性が高い。

 

妊活・不妊治療で頭がいっぱいになった時に気持ちを軽くする方法

 といいわけで、私なりに二回目の胚盤胞移植で実践した妊活や不妊治療から頭を話す方法をご紹介。

デジタルデトックスをしてみる

人は不安になると検索してしまうもの。であれば、デジタルデトックスと題してスマホやPCといったデジタルデバイスから離れてみるのも手。デジタルデトックスをするときは家族も一緒に行ったほうが良いと思う。

個人的には寝る前は特に検索魔になり眠れなくなるパターンが多かった。なので寝る一時間前から起きるまでの時間をデジタルデトックスタイムにしてみたら良いと思う。私も二回目の胚盤胞移植の時は寝る前は、スマホに触らないようにしてた。

 

時間を溶かす作業ゲーに没頭する

妊活中、検査と検査の間の時間が死ぬほど長く感じた。胚盤胞移植して、着床確認までなんて小学生の夏休み並に長かった気がする。

そんな時間をあっという間に溶かせるのがゲーム。それもマリオみたいな単純ゲームじゃなくて、終わりの見えない作業ゲー。有名どころだとモンハンかな。私は、「7 days to die」というゾンビゲーに時間を費やした。

7 Days to Die (輸入版:北米) - PS4

7 Days to Die (輸入版:北米) - PS4

 

このゲームはいわゆるゾンビゲーなのだけど、バイオハザードのような物語があるわけではない。遊び方は自分次第といった感じのゾンビゲー。

プレイヤーは荒廃したゾンビがウロウロする世界に放り出される。ゾンビたちは昼間はゆっくり歩いているので走って逃げることも可能だが、夜になると走り出す。そして、そのゲームタイトル通り7日に一度、どんなに隠れても大量のゾンビが プレイヤーを襲うのだ。

プレイヤーは7日に一度のゾンビデー(ゲーム内ではフェラルホードと呼ばれる)に備えて籠城するための拠点を作ったり、ゾンビを倒すための武器を探しに行ったりする。このゲームではプレイヤーはお腹は空くし、寒いと体力があっという間に減る。なので食べ物や洋服、暖をとるための焚き火等が必要となり、かなり忙しい。

このゲームをやっていると時間があっという間に過ぎ去る。私はPS4版を眠気の限界が来るまで旦那と一緒にせっせとプレイしていた。眠さの限界までゲームをすれば、寝る前にアレコレ考えることもなくなるのでとってもオススメ。

 

美味しいもの食べたり、お酒を飲む

人間の三大欲求である「食欲」を満たせば、妊活に思い悩む時間も減るはず。よく知ってるお店に行くのも良いが、行ったことない美味しいお店を探すほうがオススメ。

  • お店を探す時間
  • 行く日を決める
  • 行って食べる

私はこの3つの工程を行うと時間を使うので妊活から頭を離すことができた。美味しいものは人を幸せにする。

胚盤胞移植後、私は食べ歩きもしてお酒も飲んだ。それくらい肩の力を抜いたほうが心のゆとりが生まれると思う。もちろん、お酒を飲みすぎるのは良くないと思うが・・・。

 

検索魔になりそうな時は自分を甘やかそう

頭の中が不妊治療でいっぱいになると、ついつい検索してしまいたがち。検索魔になることが悪とは思わないけど、私の経験上ポジティブな感情につながることは少ないと思う。

そんなときだからこそ、普段行ってみたかったところに行ったり食べてみたかったものを食べたり、思いっきり夜更かしして遊んだりと自分を甘やかして楽しい時間を過ごすべきだと思う。

 

なぜならば、悶々としている時間はすごく長く感じるけど、楽しい時間はあっという間だから。

不妊治療や妊活で悩んでしまう時は、自分なりに楽しい時間を過ごすための方法を色々考え、どんどん実践していくと良いと思う。